【西日本新聞】外国人向け洪水ハザードマップ:宮崎県宮崎市

宮崎県宮崎市の市民団体による在住外国人向けの外国語版「洪水ハザードマップ」についてのニュースです。


外国人向け洪水ハザードマップ / 西日本新聞

 日本語が理解できない在住外国人のため市民団体「宮崎市国際交流協会」は外国語版「洪水ハザードマップ」を作成した。英語、中国語、韓国語の3種類で、市役所の外国人登録窓口や大学などで無料配布している。

 東日本大震災で防災意識が高まる中、在住外国人から「防災マップが全て日本語で理解できずに不安」との声が寄せられたことから、同協会が同市危機管理室などの協力を得て計千部を作った。留学生など外国人が比較的多い「北部・中心」「南部」「清武」の3地区分で、避難所の位置や浸水想定などを日本語と外国語で記している。

 同協会によると、2011年の宮崎市の外国人登録者数は1580人。同協会の河野博子さん(54)は「宮崎は台風も多く、水害が起きやすい。いざという時のために避難所までのルートや日ごろの備えを確認してほしい」と話している。

 同協会=0985(21)1719。